ピンクリボン
昨年9月にワールドプレミアされたバンクーバー国際映画祭を皮切りに、モントリオール、釜山、ロッテルダム、フィラデルフィア、メルボルンといった世界の映画祭が注目したドキュメンタリー映画が『ピンクリボン』です。数百万円という低予算、平均3日程度の撮影日数、しかも35ミリフィルムによる撮影という過酷な製作状況にもかかわらずピンク映画が日活ロマンポルノの誕生と衰退、そして最大の強敵といわれたアダルトビデオの普及を横目に見ながらも、現在迄たくましく生き延び作られ続けてきたことは、正に驚異的と言うほかありません。この映画はそんなピンク映画の歴史と現在を築いてきたプロデューサー、監督、俳優、配給、興行関係者へのインタビュー、そして新たにそこにチャレンジしてくる若い人たちの姿を通して彼らの「情熱と知恵」を探り、記録したものです。
監督·撮影·編集:藤井謙二郎1968年東京生まれ。
大学卒業後大学院修士課程にて映像を専攻 在学中より広告カメラマン助手を勤める。
記録映画製作会社ディレクターを経て2001年、初の長篇『≒森山大道』(監督·撮影·編集)が劇場公開となる翌年、『曖昧な未来、黒沢清」でTokyo Filmex 2002観客賞受賞 2004年には『≒舟越桂』も劇場公開され話題を呼んだ。
監督·撮影·編集:藤井謙二郎 出演黒沢清、高橋伴明、井筒和幸、女池充、池島ゆたか、吉行由実、若松孝二渡辺護、足立芷生、田尻裕司
林田義行、森章他
プロデューサー:浅井隆
製作·配給アップリンク:2004/日本/1時間58分/DVCAM/カラー/ステレオ/英語字幕
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