ルオーと風景 パリ、自然、詩情のヴィジョン

パリ、ブルターニュ、ヴェルサイユ
ルオーの魂の旅をたどる。
月あかりに照らされた森と水辺の幻想的風景を描いた作品《人物のいる風景》 (表)。ジョルジュ·ルオー(1871-1958)最初期の風景画です。ピエロや踊り子を描く以前、まだ国立美術学校で古典主義的作品を発表していた頃より、風景はルオーにとって大切なテーマでした。自然をインスピレーションの源とし、自分を取りまく世界の観察を愛したルオー。彼は、変化に富む空に微妙な色調の美しさを、またわびしい街角に人間の苦悩や孤独を鋭敏に感じとり、それらを色彩と形態のハーモニーの中に表現しました。そんなルオーの風景画で特に重要な役割を演じたのが、生まれ育ったパリの下町の情景と、ブルターニュやヴェルサイユで出会った自然,田園の風景です。やがて、こうした舞台にキリストが登場し、ルオーの風景画は神秘的な光に包まれた静謐な聖書風景へと向かいます。その人間と風景との宇宙的つながりを感じさせる歓喜のヴィジョンは、苦悩の世界を救う愛の美しい姿を表し、今なお感動を与えてくれます。ルオーの最も内密な創造の源を彼が出会ったフランスの風景に求め画家と風景の関係を読み解きます。国内の名品に初公開を含むフランスからの作品を加えた約90点により、ルオーの風景画を解剖します。
画家の人生の旅を辿るように、展覧会をお楽しみ下さい。

2011.4.23satー7.3sun
フランスの画家ジョルジュ·ルオー、日本初の風景画展。
ヴェルサイユ時代の作品も初公開
開館時間:午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで) 休館日/月曜日
入館料/一般:500円(65歳以上の方: 400円)、高大生: 300円、小中生: 200円
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
後援/フランス大使館、フランス観光開発機構、東京日仏学院、港区教育委員会
特別協力/ジョルジュ·ルオー財団 協力/エールフランス航空
主催·会場:パナソニック電工汐留ミュージアム
〒105-8301東京都港区東新橋1-5-1
パナソニック電工ビル4階

YEAR
2011
GENRE
デザイン・アート
SIZE
A4
TASTE
ダーク
COLOR
YELLOW

似たテイストのデザイン

ウルヴァリン:SAMURAI

東京タワーの赤い鎖 怨念の地下屋敷

高台寺 圓徳院 春の夜間特別拝観

ビョーク ヴェスパタイン