天台宗開宗1200年記念特別展 最澄と天台の国宝
春爛漫、上野。百年に一度の大展覧会。
酉に京の都、東に琵琶湖を望む世界文化遺F比叡山延暦寺」。八○六年(延暦二十五年)、台宗はこの地で始まりました。宗祖·最澄(伝教大師)は、身分の差なく、仏教はすべての人々を救うと説き、比叡山延暦寺にはその教えに魅せられた多くの僧たちが集いました。「人」最澄は「国宝とは何物ぞ」と問いかけ、とその答えを著しています。鎌倉時代には比叡山に学んだ僧から、法然(浄土宗)、栄西(臨済宗)、道元(曹洞宗)、親鸞(浄土真宗)、日蓮(日蓮宗)ら開祖が誕生し、天台宗は日本仏教の母なる存在として、大きな役割を果たしてきたのです。本展では、全国の天台宗関係寺院に伝わる代表的な文化財を一堂に展示し法華経、浄土信仰から密教、山王神道にいたる、日本天台ならではの幅広い信仰が育んだ美の世界を紹介します。また、開宗三00年を記念し、上野·寛永寺の秘仏薬師如来像(重要文化財)をはじめとする本尊仏の寺外での初公開が実現されます。出品総数一六六件。うち国宝三十一件、重要文化財一00件。量・質ともに、まさに空前の大展覧会といえるでしょう。
主催:東京国立博物館、天台宗、比叡山延暦寺、天台宗京都教区、読売新聞東京本社
後援:文化庁
協賛:大成建設、サントリー、ダイワボウ情報システム、図書印刷、ニッセイ同和損害保険、日本香堂
協力:天台宗東京教区、JR東日本
- SNS