スタシス・エイドリゲヴィチウス:イメージ——記憶の表象 2
2枚シリーズの2枚目
詳細情報
リトアニア出身で、現代ポーランドを代表するアーティスト、スタシス・エイドリゲヴィチウス(1949 − )は、絵画、版画、挿絵、彫刻、写真、舞台など多方面で制作活動を展開し、国際的に活躍してきました。
これまで日本においては、ポスターや絵本を中心にスタシス作品が紹介されてきましたが、本展では彼の50 年以上に及ぶ活動の中から、スタシス本人が作品選定に関わり、日本で展示される機会の少なかった最初期の写真作品やエクスリブリス(蔵書票)、ミニアチュール(細密画)をはじめ、絵本の原画やドローイング、演劇など広範な作品群を展示し、その創造領域の広がりを展観します。特に、スタシス自身の「記憶の表象」として描かれた人物像をめぐって、多様な表現メディアに描き出された故郷リトアニアの〈原風景〉や、ポーランドで確立した〈演じる〉〈覆う〉などの〈マスク〉を介した比喩的表現に焦点をあて、作品の根底に流れるスタシス自身の「記憶」をたどります。「リトアニアの土とワルシャワの風を混ぜ合わせる」* とも言われる独自の技法を駆使した表現と、その創造の根底に流れる記憶の表象を探求し、スタシス作品の魅力の本質に迫ります。
*グラフィックデザイナーの田中一光が2002年にスタシスに贈った言葉より
会期:2019年9月2日(月)-2019年11月9日(土)
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3・4・5、アトリウム2
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
企画:スタシス・エイドリゲヴィチウス展実行委員会
特別協力:駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター
後援:駐日リトアニア共和国大使館
監修:今井良朗(武蔵野美術大学 名誉教授)、寺山祐策(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科主任教授)
余談
今回のフライヤーですが、Art Museum Flyer Collectionさんが提供してくれました。いつも素敵なフライヤーの提供ありがとうございます!
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