タイムトンネル:細谷巌アートディレクション1954→

細谷氏は、神奈川工業高等学校工芸図案科を卒業後、ライトパブリシテイ入社2年目にして、日宣美(日本宣伝美術会)で特選、さらに翌年も特選を連続受賞。19歳の若きデザイナーの登場は、業界の注目を集めました。イラストレーションやパターンを使ったグラフィカルな作品の多かった当時から、アメリカンデザインの影響を受け、アートディレクターとして、写真とタイポグラフィによるモダンな広告作品を作り続けてきた細谷氏。「広告は企業や商品の抱えている課題を整理すれば答えは見つかるもの」という、ストレートでシンプルなコミュニケーションをデザインに美しく定着させ、時代とともに数々の名作を残してきました。
本展では、細谷氏のアートディレクションの魅力と、デビュー当時から現在にいたるまでの約50年を、二会場にわたってご紹介します。クリエイションギャラリーG8では、高校時代のスケッチブックから、日宣美受賞作品(1955、1956年)、ヤマハオートバイ(1961年)、「男は黙ってサッポロビール」(1970年)、毎日新聞社「さようなら、人類。」(1971年)など、1970年代前半までの仕事をご紹介します。ガーディアン・ガーデンでは、キヤノン「…ing」(1977年)、パイオニア「ロンサムカーボーイ」(1978~81年)、キユーピーマヨネーズ(1978年~)、「ブレーン」誌(1999年~)など1970年代後半から現在までの作品を展示します。会期:2004.5.10 月 – 6.4 金

会場:クリエイションギャラリー G8、ガーディアン・ガーデン

会期:2004年5/10〜6/4

時間:11:00a.m.-7:00p.m.(水曜日は8:30p.m.まで) 

土曜・日曜・祝祭日休館 入場無料

主催:クリエイションギャラリーG8、ガーディアン・ガーデン

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