SF サムライ・フィクション
SFサムライ·フィクション
中野裕之第一回監督作品
21世紀に向けて作られたサムライ·ムーヴィ
STAFF
『SF』にはゴージャス過ぎる才能が結集した まず.HOTElが初の映画音楽に挑戦!テリー·ギリアムより一足早い中野監督の依頼であった。劇中ではドラムンベースならぬ和太鼓ベースをはじめ、天才の才能を存分に発揮。もちろん、ギターは吠えまくり、泣きまくる そして、メイン·キャストをはじめ、中島らも、きたろう、ピエール瀧…と、隅々まで気を配った絶妙なキャスティングもうれしい。ロゴ·デザインは立花ハジメで、メイン·タ仆ルは高城剛+『フィフス·エレメント』のCGチーム。SFXは『タイタニック』で使われた夢のマシーンINFERNOを活用。この映画の中ではそんな最先端テクノロジーと、日本の伝統的な映画術が見事に合体している。『SF』は、映画(MOTION PICTURE)100年以降の新しい映画の形、”MOTION GRAPHIC”を体感させてくれる作品である。
STORY
「怒りの剣」対「ピースな剣」はどっちが勝つ?
そして、血気盛んな若サムライはどのように成長したか?
今から300年前の日本は、サムライ社会。しばらくは大きな戦いもなく、平和な世の中が続いていた。かんしゃく持ちでけんかっ早い若サムライ、犬飼平四郎(吹越満)が江戸で剣の修業をして国へ帰ったところに、お家の一大事が起った。殿様が強さに惚れこんで刀番として雇った、浪人上がりの風祭蘭之介(布袋寅泰)が、運命のいたずらかエリート·サムライを殺し、将軍家からいただいた宝刀を奪って逃げるはめになったのだ。宝刀の盗難がバレるとお家は断絶。藩の重役たちはニセモノを作って事件をもみ消しをはかる。
平四郎はこう見えても長島藩の家老·勘膳(内藤武敏)の息子である藩の軟弱な姿勢にキレた平四郎は父の制止も聞かず幼なじみの黒沢(大沢健)や鈴木(藤井尚之)と共に風祭を追う04)勘膳は忍者·隼と赤影に宝刀を取り返し、風祭を倒し、平四郎の暴走を監視する役目を命じる。風祭を見つけ、倒そうとする平四郎たち。あっけなく斬られる黒沢。
平四郎も傷を負うが、その場に居合わせた中年浪人·溝口半兵衛(風間杜夫)に助けられる 山で娘の小春(緒川たまき)と暮らす溝口は、普通のサムライらしくない平和主義者だ。「人を斬るなんて、いけません」と平四郎にピース道を教えようとする。だがその一見さえないオジサンこそ恐るべき剣の達人であった。
風祭に再び挑戦しようとする平四郎。小春との淡い恋。風祭を利用しようと企む宿場の女親分·お勝(夏木マリ)の計画。暗躍する隼と赤影。剣の腕がありながら社会に受け入れられない不遇を呪う風祭の怒り。溝口と小春の意外な過去。そして武芸の天才同士の宿命か、溝口はついに風祭と対決することになる…。
[出演]風間杜夫/吹越満/布袋寅泰/緒川たまき/内藤武敏/谷啓/神戸浩/大沢健/藤井尚之/藤井フミヤ/夏木マリ
監督:中野裕之
脚本:斉藤ひろし
音楽:布袋寅泰
撮影:矢島祐次郎
プロデューサー:江崎隆明、木村博人、林郁、高城剛
エグゼクティヴ·プロデューサー:伊藤満
制作:日光江戸村撮影所
制作協力:PEACEDELIC STUDIO-McRAY
製作:SF製作委員会/ “SF SOUND TRACK’, produced by HOTEI(東芝EMI TOCT-10200)
配給:シネカノン
*1998年/ SFカラー(一部モノトーン)/ヴィスタサイズ(1 : 1.85) /111分
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