1950年代の日本のグラフィック
1950年代の日本のグラフィック

デザイナー誕生:1950年代 日本のグラフィック

1950年代は、戦後とグラフィックデザイン史上最も躍動的な1960年代を結ぶ、 戦後デザインの礎を築いた時代です。本展では、そこで繰り広げられたグラフィックデザインの諸相を、当時のポスター、 新聞・雑誌広告 冊子、 包装紙パッケージ、 書籍などと関係資料合わせて500点を通してご紹介します。1960年代は、 世界デザイン会議 (1960年)、 東京オリンピック (1964年)、 アングラブーム、 大阪万博 (1970年) など、大きな話題が続き、日本のグラフィックデザインが世界的に認められた時代でした。この華やかな60年代の土台となった50年代に、デザインは社会において、 特に経済・貿易活動のなかで急速に注目されていきました。国内経済の再起をかける日本にとって、 海外と国民それそれに対する強いアピールが必要でした。 海外に対しては、日本の復興と、 「メイド・イン・ジャパン」のイメージ向上のためのアピールとして、一方国民に対しては、消費・文化活動を促進させ生活に彩りを与える手段としって、ともに広告を中心に、グラフィックデザインは積極的に欧米の手法を取り入れながら発展していきます。

会期

2008年4月19日(土)~2008年7月6日(日)
10:00~18:00(入場は17:30まで)

主催

凸版印刷株式会社 印刷博物館



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