日本の美三千年の輝き ニューヨーク·バーク·コレクション展
縄文、弥生土器から奈良、平安、鎌倉の仏教美術、絵巻、墨蹟(ぼくせき)。室町、桃山、江戸の絵画、彫刻、工芸。3000年にわたる日本美術の名品を網羅した一大コレクションが、日本に里帰りします。
ニューヨークのバーク財団は、半世紀をかけて、古代から現代までの日本の美術工芸を収集し続けてきました。このコレクションの一部は、5年前にN.Y.のメトロポリタン美術館で大々的に紹介され、日本美術の質の高さをニューヨーカーに強く印象付けました。
仏画、源氏物語絵巻、狩野派(かのうは)、洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)、光琳(こうりん)、応挙(おうきょ)、若冲(じゃくちゅう)、蕭白(しょうはく)、蕪村(ぶそん)、大雅(たいが)、広重(ひろしげ)など絢爛豪華な絵画、火焔式(かえんしき)土器、埴輪(はにわ)、仏像、志野(しの)、信楽(しがらき)、古九谷(こくたに)、柿右衛門(かきえもん)、蒔絵(まきえ)、根来塗(ねごろぬり)などの重厚な彫刻や緻密な工芸、石山切(いしやまぎれ)や光悦(こうえつ)の貴重な書に至るまで、どれひとつとっても時代を代表する名作といえます。これらの驚異的な作品群は、日本美術の歴史の深さと、その華麗なる美の精髄を示してくれることでしょう。
作品
《毘沙門天立像》鎌倉時代
《春日鹿曼陀羅》鎌倉時代
《石山切(伊勢集)》平安時代
《源氏物語図屏風胡蝶》伝土佐光吉:桃山時代
《楼閣山水図》雪村室町時代
《桜花図屏風》 (右隻)酒井抱一
《縄文土器》縄文時代
《色絵南瓜文大皿古九谷様式》江戸時代
《月下白梅図》伊藤若冲:江戸時代
く笛吹地葳図》狩野探幽:江戸時代
《石橋図》曾我蕭白:江戸時代
主催:岐阜県美術館、中日新聞社、日本経済新聞社、バーク財団
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