アンドリュー・ワイエス水彩素描展 ―丸沼芸術の森コレクションによる

繊細なタッチの水彩画の雰囲気に合うよう、少しザラついた紙に印刷されているのが特徴的なフライヤー。厚みも若干薄く、物体として繊細なものを手にとったような体験が新鮮だった。

詳細情報

アンドリュー・ワイエス(1917-)は20世紀後半のアメリカの絵画史上、写実主義の伝統を受け継ぐ最も重要な画家の一人であり、国民的画家と評される人気を誇っています。ワイエスの描く世界は、生まれ故郷のペンシルヴァニア州チャズフォードと、夏の家のあるメイン州クッシングに限られ、アメリカの片田舎に暮らす、ごく親しい人たちの日常、道具、そして近隣の田園風景を詩情豊かに描きつづけています。
丸沼芸術の森では今回、所蔵作品〈オルソンハウス・シリーズ〉の中から厳選された30点を特別公開いたします。ワイエスの最も有名な作品《クリスティーナの世界》はこのシリーズで生まれました。身体が不自由ながらも誇り高くたくましく生きる姉・クリスティーナと、その姉を支え、ひたむきに生きる弟・アルヴァロの日常を、ワイエスは尊敬と賛美のまなざしで30年にもわたって描き続けました。ワイエスの作品は一見、写実的に見えるその描写の中に、実は驚異的ともいえるテクニックでさまざまな意味が込められています。「私は絵の中に風、音、大気さえも感じられるように描く。鉛筆素描、水彩画、ドライブラッシュの技法は私の精神の大切な表現手段だ」と言います。本展では、その意味を知る手がかりとなる貴重な作品群を展示いたします。これらの作品を通して、神秘的な迫真力を持った絵の向こう側にある、画家の心の世界を感じていただければ幸いです。

会場:丸沼芸術の森
会期:2001年10月20日~11月18日
主催:丸沼芸術の森

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