気狂いピエロ

気狂いピエロについての1ダース

1.カジヒデキは、96年6月、初の正式なソロ·コンサートで、「私の生命線」をカヴァーした。もちろん、この曲は「気いピエロ」(85)の中でアンナ·カリーナが踊りながら唄う美しい歌である。カジ君がカリーナに恋をしたのはカローラⅡより早く、中学の時である

2.ジャン=リュック·ゴダールのことを彼と親しい者はみんな、ジャン=リュックと呼ぶ

3.「ジャン=リュックは映画の衣装のほとんどを、プリンユニックという安売りスーパーで調達していたわ 彼は若い子のあいだで流行っているファッションやメイクを取り入れるのが得意だったの。『気狂いピエロ』の衣装も、もちろんプリンユニックで買ったものよ」

4.ゴダールとカリーナは81年3月から65年1月まで結婚していた。

5.カリーナはゴダールの映画には本出演した。『気狂いピエロ」は6本目の映画で、二人の離婚直後に撮影された。

6·ピエロことフェルディナン(ジャン=ポール·ベルモンド)は妻子がいたが、昔の恋人マリアンヌ(カリーナ)とバリで再会,一夜明けたら殺人事件に巻き込まれていた二人は盗んだ車で謎の追っ手から逃げているうちに、南仏まで辿り着く。しかし、この逃避行自体が誰かが仕掛けた罠であった

7.アンナ·カリーナの本名は、アンヌである

8.マリアンヌの裏切りには、カリーナの裏切り(ジャック=ベランのもとへ走った)が影を落としているという
9.ベルモンドはゴダールの『勝手にしやがれ」(59)で60年代の反逆する若者の象徴、ヌーヴェル·ヴァーグの看板スターとなった狂いピエロ』のフェルディナンを彼の最高の演技と讃える映画ファンは多い
10.『気狂いピエロ』はレイモン·クノーの小説『わが友ピエロ」から引用されたらしい。クノーは『地下鉄のザジ」の原作者でありボリス·ヴァインもリスペクトした作家である。

11.この映画にはゴダールがリスペクトしたア刈カの映画監督サミュエル·フラーが登場する。彼はパーティのシーンで「映画とは戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。一言で訁えば、感動だ」と語る。

12.文学からコミックスまで、『気狂いピエロ」はポップ·かレチャーの華麗なるコラージュと言えるが最も印象に残るのは地中海の青空である

川勝正幸(エディター)

YEAR
1999
GENRE
映画
SIZE
B5
TASTE
タイポグラフィ
COLOR
BROWN

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