ルノワール 伝統と革新
光と色彩の「幸福論」
「幸福の画家」として世界中で親しまれる印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト·ルノワール(1841-1919)は、50年以上にわたる長い画業の中で、女性像や裸婦像のほか、風景画や静物画、装飾画など、印象派の画家の中でもとりわけ幅広い領域に取り組みました。本展では、ルノワール芸術の魅力を4つの章(ルノワールへの旅、身体表現、花と装飾画、ファッションとロココの伝統〉にわけ、印象派という前衛から出発したルノワールが、肖像画家としての成功に甘んじることなく、絵画の伝統と近代主義の革新の間で絶えず模索を続けた姿をご覧いただきます。ボストン美術館の《ブージヴァルのダンス》やE. G.ピューレー·コレクションの《可愛いイレーヌ》など代表作をはじめ、オルセー美術館やワシントン·ナショナル·ギャラリーなどの初公開作品を含む77点を一堂に公開、国内有数の印象派コレクションで知られるポーラ美術館の特別協力のもと、美術史の新しい視点からルノワールの魅力を探り、あわせて本展を機に行なわれた光学調査により、画家ルノワールの技法に関する最新の知見もご紹介いたします。
会期:2010年1月20日(水)~4月5日(月)
毎週火曜日休館
開館時間:10:00~18:00
※金曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主催:国立新美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:外務省
協賛:清水建設、アフラック、大和ハウス工業、丸一鋼管、損保ジャパン、日本写真印刷
特別協力:財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館
協力:東京文化財研究所、日本航空、マミヤ・デジタル・イメージング
- SNS