Vorpal Sword Will Sweeney

DIESEL ART GALLERYでは、2018年3月2日(金)から5月24日(木)まで、人気グラフィックアーティスト、ウィル·スウィーニーによる「Vorpal Sword (ヴォーパル·ソード)」を開催します。’Vorpal Sword」は、日本では11年ぶりとなるウィル·スウィーニーの大型展示会ですレコードジャケットからファッションテキスタイルまで多くのハイエンドなクライアントのグラフィックを手がける一方、自らのサイケデリックアドベンチャーコミック「Tales from Greenfuzz」でも人気のウィルの作品。描きおろしの描画、彩色-「Vorpal Sword」は終末世界、極小宇宙の進化幻想的技術に囚われたウィルの観念を示していますタイトルVorpal Sword」はルイス·キャロルのナンセンス詩「ジャバウォック」にインスパイアされています。

CONCEPT:
そこはレトロフューチャーを彷彿させる終末後のイギリス。過去の面影が全く感じられないほど変わり果てた景色となってしまった。神話に出てくるような数々の生き物や恐ろしいキャラクターが生息し、その場しのぎのシェルターに暮らしながら、奇妙な儀式を行ったり、汚染された土で穀物を育てたりしている。一方、都市は心が歪んだエリートが支配し、一般庶民はエリートの食べ物や娯楽のために搾取され、荒廃と衰退へ転落している。幻想と現実の世界を行き来する化け物を打ち負かすことができるのは、唯一、特別な「Vorpal Sword(ヴォーパル·ソード)」を振るえる者だという。

描き下ろされた作品は新しい試みとして鮮やかな色を豊富に使い、過去に比べ大型サイズとなっており、水彩絵の具、ゲルマーカーやインクで、より自由に赴くままに描かれています。また、生物学や医学図解などのイラストレーションにインスパイアされた小宇宙のペインティングシリーズも展示。小世界に生息するエイリアンやそのテクノロジーを描いた世界の断面図を筆で自由に描き、ボールペンでさらに描き込みを入れ、1970年代のSFアートを彷彿させるような超自然的な雰囲気を醸し出しています。またロンドン在住アーティスト/ミュージシャン、Subway Lungとの共作ビデオ作品やウィルの過去の未発表作品、スケッチブックや収集物なども展示す予定。展示会のタイトル「Vorpal Sword」はバイタリティに溢れた創造的エネルギーという意味合いを含んでいますその潜在意識から発信される生命力のみが怪物や破壊的な力を征服することができるのです展示作品「Energy Cannot Be Destroyed」は個展のタイトルのメッセージを最も端的に表現していると言えます。ありふれたものや惰性という怪物は「Vorpal Sword」の刃に打ちのめされますそして生命は異花受粉や進化を繰り返しながら持続するのです。

本展ではフォークロアをテーマに、描き下しの大型ペインティングや厳選された過去の作品を展示します。会期中、展示作品のほか、個展関連グッズも販売します

会期:2018年3月2日(金) – 5月24日(木)
会場:DIESEL ART GALLERY
コーディネイター:寺島彩子
協力・協賛:Medicom Toy
Nieves
Fern Toys
松井美芸堂

YEAR
2018
GENRE
デザイン・アート
SIZE
B5
TASTE
ダーク
COLOR
BLACK

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