山名文夫の世界 曲線のモダンガール

展示会タイトルの文字処理が特徴的でおもしろい。

詳細情報

資生堂の企業イメージをつくり上げたクリエーター山名文夫(やまな あやお)。彼の描いた女性たちのイラストレーションを中心とした展覧会です。1929年資生堂意匠部に入社し、それから世を去る1980年までの間、一貫したモダニズム感覚のもとに、曲線を活かした優雅な作品を制作し続けました。それが「資生堂スタイル」として、引き継がれています。

山名文夫は単に資生堂のイラストレーターとしてだけではなく、数多くの雑誌の表紙あるいはカットを手がけました。アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインやオーブリー・ビアズリーなどの近代デザインを吸収した流麗な線による女性を描いた作品です。本展では、資生堂の広告作品、商品パッケージなど含め、約150点を公開。さらに西洋と東洋の融合である、資生堂スタイルのベースをつくった意匠部の矢部季(すえ)や小村雪岱(せったい)の作品もあわせてご覧いただけます。

会期:2004年11月09日 〜 2004年12月26日

会場:ハウス オブ シセイドウ

似たテイストのデザイン

スタシス・エイドリゲヴィチウス:イメージ——記憶の表象 2

森村泰昌写真展「女優家Mの物語~M式ジオラマ(25m)付き~」

lal banshees vol.2 「ムーンライトプール」

画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年