スーパーエッシャー展ある特異な版画家の軌跡

一枚の紙の中に緻密に思い通りの世界を構築していく男。そこに無限を出現させ、不思議な秩序を操り、不可能を可能にしてみせてくれる男。オランダの版画家 M.C.エッシャー(1898年~1972年)が創り出したのは、かつてシュルレアリストが夢見た超現実世界とは別の、画面中で自立した「現実」であり、 閉じた小宇宙なのです。だから私たちはつい身を乗り出し、その調和や規則性に魅了され、遊び心に興奮させられます。
美術界の異端児と呼ばれながらも多くの支持者をもつエッシャー。17世紀以来のだまし絵とも一線を画したその特異な主題は、前人未到の分野であっただけに、むしろ数学や心理学といった他の分野からの関心を集めてきました。しかし美の技法的革命が進行する今、彼をその先駆者として捉え直すこともできます。その技術的制約ゆえにあえて版画にこだわったこの職人気質は、腕にものを言わせ、丹念に、ときには強引に、全ての法則を自らが律する思いのままの王国を築き上げたのです。
本展はオランダのハーグ市立美術館の約160点に様々な資料を加え、CGアートが美術界を席巻する21世紀における古典としての意味を考える、意欲的な、しかし相変わらず心躍らされる、画期的なエッシャー展なのです。

会期:2006年11月11日(土)~2007 年1月13日(土)
※1月1日(月)のみ休館
開館時間:10:00-19:00
毎週金・土曜日21:00まで(12月29日(金)・30日(土)は19:00まで)
※入館は各閉館時間の30分前まで
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
交通案内:電車の場合 /お車の場合
主催:Bunkamura、ハーグ市立美術館、日本テレビ放送網、NTVヨーロッパ、読売新聞東京本社
後援:オランダ王国大使館
特別協賛:YKKap
協賛:大日本印刷
協力:日本航空、日本通運、JR東日本、ハウステンボス、J-WAVE、レントラックジャパン、キャドセンター

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