ハピネス:アートにみる幸福への鍵
六本木の森美術館の第一回目の展覧会HAPPINESS。トーマス・ルフの写真を背景にタイトルが入った、カラフルで多幸感あふれるフライヤーデザイン。
詳細情報
10月18日、六本木ヒルズ森タワーの最上層52階、53階に森美術館がオープンします。都心型ライフスタイルをリードする六本木ヒルズの文化的シンボル、森美術館。テーマは「アート&ライフ」です。そのオープニングを飾る展覧会「ハピネス:アートにみる幸福への鍵 モネ、若冲、そしてジェフ・クーンズへ」では、誰にも身近な「幸福」について考えます。
さまざまな時代、さまざまな国のアートにあらわれた幸福のかたち。そこには 見ているだけで笑みのこぼれるもの、幸福とは何かを考えさせるものなど、多様な表現があります。人間にとって永遠のテーマともいえる「幸福」を、古代から現代にいたる東西のアートを通して探る本展は、世界地図に始まり、「アルカディア」、「ニルヴァーナ」、「ハーモニー」、「デザイア」という4セクションを巡って、宇宙の痕跡を描いた星の絵で終わります。それは、幸福を巡る世界旅行のような体験でもあります。出品作家は、伊藤若冲、クロード・モネ、ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、ルイーズ・ブルジョワ、草間彌生、オノ・ヨーコ、荒木経惟、村上隆、ジェフ・クーンズなど。6世紀から19世紀にわたる日本美術・アジア古典美術、ロマン派・印象派を含む西洋近代美術、そして新しい表現を謳歌する現代アートまで、180名余りのアーティストによる約250作品が展示される壮大なスケールです。これほど多数の、異なったジャンルの作品を一堂に展示する試みは世界で初めてです。日本初の外国人館長として注目される当館館長デヴィッド・エリオットとゲスト・キュレーターのピエール・ルイジ・タッツィが共同企画し、日本の古典美術について山下裕二氏のアドバイスを受けて構成されます。
経済の低迷や戦争など、不安な要素が多くある現在。決して天国とはいえないこの世界を、いかに楽しく生き、幸福へ至ることができるか。時代の空気を反映し、さらに未来へと向かうアートの力。この問いへの鍵を、アートの中に、みなさん自身で見つけてくださることを願っています。
会期:2003年10月18日[土]
主催:森美術館
後援:NHK、読売新聞社、日本経済新聞社、J-WAVE
協賛・協力:SAMSUNG、ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社、日本航空株式会社、(以下五十音順) 株式会社損害保険ジャパン、東京海上火災保険株式会社、BMW Group Japan、ヤマトグローバルフレイト株式会社
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