20世紀イタリア展 みつけた、100の物語
私たちが生きてきた20世紀、イタリアではどのような作家が生まれ、その考えをどのようなかたちで伝えようとしたのでしょうか。
この展覧会は、イタリア美術が100年にたどった歩みを、100点の作品によってみつめてみようとするものです。イタリアでは、19世紀末に国家統一運動が起こり、社会が急速に変化していきます。その後の戦争やファシズムによって閉ざされていた時代から、再び国際的に開かれていく時代まで、100年の間に実に様々なことが起こりました。そうした中で作家たちは、イタリアに育まれた豊かな伝統を源としながらも、その時代に生きる自らにとって切実な表現を求めていったのです。
本展では、時代を追って、その革新的な活動の数々を紹介していきます。デ・キリコやモランディ、モディリアーニといったなじみのある作家や、未来派、アルテ・ポーヴェラ、トランスアヴァングァルディアといった国際的にも知られた大きな動向はもちろんのこと、いままであまり紹介されることのなかった、未来派以前の作品やイタリアが閉ざされていた時代の作品までも、丁寧にとりあげています。
豊かなイタリアの地に生まれた100点の作品には、そこに生きた作家の考えや時代の空気など、言葉にならない物語が込められています。時を超え、場を超えて、伝えられてきたたくさんの物語を存分に味わっていただく機会となることを願っています。
主催:東京都現代美術館/ 東京都教育委員会/ 日本経済新聞社/ ローマ国立近代美術館
後援:外務省/ 文化庁/ イタリア大使館/ 日本におけるイタリア2001年財団
特別協賛:EPSON/ キリンビール/ 資生堂/ 大日本印刷/ 東レ/ 野村証券/ 山之内製薬
特別協力:安田火災海上保険
協力:アリタリア航空/ JR東日本
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