JAZZ SEEN /カメラが聴いたジャズ
Who is Claxton?
音楽を愛した。写真を愛した。
伝説のレコードジャケットは、こうして生まれた。
チェット·ベイカー、アート·ペッパー、ソニー·ロリンズ、マヘリア·ジャクソン、マディ ウォーターズ、さらには、マレーネ·ディートリッヒやスティーブ·マックイーンらの伝説的ショットをも撮ったフォトグラファー。彼の写真には、音楽への愛、音楽の二度とない一瞬を捉えるスリル、そしてアーティストとの親密なエモーションがあった。
ミッドセンチュリー·デザイン全盛の50年代、ニューヨークのジャズと一線を画した「ウエストコスト·ジャズ」のイメージを創造し、伝説的なレコードジャケットを次々に発表した名カメラマン、ウィリアム·クラクストンとは?
『JAZZ SEEN/カメラが聴いたジャズ』は、ジャズを愛し、その音をカメラで捉え、目に見えるアートに表現することを、50年代から今にいたるまで心から愛しつづけている名カメラマン、クラクストンの半生を、彼の伝説的ショットとカメラの後側の感動的なエピソードで綴っている。インタビューに登場するのは、ヴィダル·サッスーン、映画監督ジョン·フランケンハイマー、ジャズ愛好家でカメラマンでもある俳優のデニス·ホッパーら多彩なジャンルのアーティストたち。中でも、互いに老境となった写真界の巨人ヘルムート·ニュートンとクラクストンの写真談義は、写真好きにはたまらない見どころ。音楽はもちろんチャーリー·パーカーからチェット·ベイカー、ダイアナ·クラールまでのジャズを満載し、ティル·ブレナーがオリジナル曲も提供している。
この映画にあるのはフォトグラファーとミュージシャンの、誰も語らなかった正直な心の叫びである。
つ一つの言葉が僕にとって、貴重な、そして生きた教訓だった。
ハービー·山口(写真家)
なにより彼の作品を特徴づけるのはジャケットから漂う親密な雰囲気だ。
そう、まさにrelaxin’。
ミルクマン斉藤(映画評論家/ relax 2月号)
ジャズ·ファンのみならず、すべての人に観ていただきたい映画です。必ずジャズが好きになります。
ジャズ·ファンは、もう一度ジャズが好きになります、間違いなく。
寺島靖国(ジャズ評論家)
ジャズの歴史的名場面と音が次々に出てきてたまらない!
あぁ、同じカメラがボクのCDジャケットを撮影したんだ…と、あの時を思い返して熱くなった。
小林桂”22才(ジャズ·ヴォーカリスト)
JAZZ SEEN /カメラが聴いたジャズ
出演:ウィリアム·クラクストン/ペギー·モフイソト/デニス·ホッパー/ヘルムート·ニュートン/ジョン·フランケンハイマー
ヴィダル·サッスーンバート·バカラック/ベニーカーター/カート·エリング/カサンドラ·ウィルゾン/ダイアナ·クラール他
編集:アンドリュー·ハルム
撮影:マシュー·J.クラーク
監督:ジュリアン·ベネディクト
製作:マリナ·ミュラー
製作総指揮:ベルント·ヘルザラー、リッチ·コーワン
音楽監督:ティル·ブレナー(オリジナル·サウンドトラック:1.23発売/ユニバーサルジャパン)
原題:JAZZ SEEN/2001年/ドイツ映画/80分/カラー/ヴィスタ/Dolby SR
配給:ギャガ·コミュニケーションズ
協賛:コダック
宣伝:ムヴィオラ
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