生命のうた 永井一正版画展

日本を代表するグラフィックデザイナーとして活躍を続ける永井一正氏。90年以降は表現を大きく変え、動物をテーマに、手描きの細密描写による 「LIFE」 シリーズを発表してきました。この4年程はエッチングによる版画制作に挑戦し、終生のテーマでもある生命を、緻密かつ繊細な線で、瑞々しくのびやかに描いています。今回の展覧会では、近年制作した 「LIFE」シリーズの新作エッチング版画をご紹介します。また、1968年、東京国際版画ビエンナーレで東京国立近代美術館賞を受賞した、抽象形態による、白い凹凸レリーフ版画のシリーズも併せてご紹介します。抽象から具象へと、独自の表現を続ける永井氏の、新旧二つの代表的版画作品をお楽しみいただきたいと思います。また、近作のエッチング作品60点と、それに合わせた言葉で構成された作品集、 『生命のうた』 が、六耀社より4月上旬発売されます。

「私は動物たちがいる風景を描いているが、それらはあり得るようであり得ない世界、しかし、もしかしたらあり得る世界で、現実を越えた転位の場景である。
そのような神秘を描こうとして、銅版画で制作している。この技法は約450年前に発明されてから今日ほで全く変わらない。すごく手間がかかり、コンピュータの便利さとは正反対である。とても不自由なのだが、やり出すと止まらなくなる。できたときの喜びは大きく、不自由さを通って得た自由が魅力で、私の求めるものが少し見えてくるように思える。現代はあり余る情報に溢れ、ともすると私もそれに流され、自分の生きる根元が揺らぐことがある。
そんな自分自身を追い詰め、生きる指針を求めて、これからも創作を続けていきたいと思っている。」

「私は動物たちがいる風景を描いているが、それらはあり得るようであり得ない世界、
しかし、もしかしたらあり得る世界で、現実を越えた転位の場景である。
そのような神秘を描こうとして、銅版画で制作している。
この技法は約450年前に発明されてから今日ほで全く変わらない。
すごく手間がかかり、コンピュータの便利さとは正反対である。
とても不自由なのだが、やり出すと止まらなくなる。できたときの喜びは大きく、
不自由さを通って得た自由が魅力で、私の求めるものが少し見えてくるように思える。
現代はあり余る情報に溢れ、ともすると私もそれに流され、自分の生きる根元が揺らぐことがある。
そんな自分自身を追い詰め、生きる指針を求めて、これからも創作を続けていきたいと思っている。」

会期:2007.4.2 月 – 4.27 金

時間:11:00a.m.-7:00p.m.(水曜は8:30p.m.まで) 土曜・日曜・祝日休館 入場無料

主催:クリエイションギャラリーG8
協力:富山県立近代美術館

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