映像のフィールドワーク・ラボ vol.3 みみをすます

1952年、世界中の生命の営みを記録した「映像の百科事典」を作ることを目的に、ドイツである壮大なプロジェクトが始まりました。その名は、「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下「ECフィルム」)。以降40年余りの歳月をかけて、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に赴き、そこに生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動を映像に収めました。

映像のなかには、もうすでに失われてしまった無数の営みが記録されています。身のまわりにある自然の素材から生活に必要なものすべてを作り出すことは、つい最近まで世界中で当たり前に行われていました。博物学者・荒俣宏氏をして「人類が電気なしでも大丈夫だった頃の最後の勇姿がここにある」と言わしめた映像群に、私たちは何を感じ、学ぶことができるのでしょう。

「映像のフィールドワーク・ラボ」と題した本企画は、映像に記録された世界をフィールドワークし、ラボ(実験)するワークショップ・シリーズ(全3回)です。ECフィルムの映像のなかに息づいている人々の生活や動物たちの動作をなぞり、たどることで、生命の根源的な営みを皆でともに探ります。

第3回のテーマは、「みみをすます」。といっても、今回上映する映像にはほとんど音がついていません。それでもあえて、そこにない音にじっと耳を澄ましてみましょう。子どもたちの笑い声や、鋸をひく音、祭りの喧騒、顕微鏡の中の微かなリズムまでが聴こえてくるかもしれません。2日間のワークショップでは、映像の中の人々や生きものの動きを真似てみたり、効果音をつけたり、舞台装置をつくったりして、映像の中の営みを全身で想像/創造する実験をします。1日目の上映会のみのご参加も大歓迎です。

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
協力:公益財団法人下中記念財団、宮下美穂、NPO法人アートフル・アクション、NPO法人FENICS
宣伝美術:吉田勝信(吉勝制作所)
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会

YEAR
2018
GENRE
デザイン・アート
SIZE
A4
TASTE
イラスト
COLOR
GREEN

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