中島英樹展 CLEAR in the FOG

ギンザ・グラフィック・ギャラリー第246回企画展

中島英樹展 CLEAR in the FOG

中島英樹はぼくに似ているんじゃないか
彼の作品を見ていてそんな感想をもった。
決して、今まで何度も彼がぼくのCDやアートワークを
手がけてくれているから言うんじゃない。
彼のなかにはいろんな要素が並立していて
それらが時には矛盾するように並んでいる
実験的な要素、パンクな要素、時には非常に耽美的であり
またある時は非常に抽象的だったり。
そのバラバラに並んでいる様子が
ぼくにはなんだか自分の作品を見ているようで
とても微笑ましい
きっと彼もぼくの音楽を、反対側から同じように
眺めてきたのかもしれないと思うと
なんだかくすぐったい。今、ぼくがかかえている問題に、
きっと中島英樹もぶつかるだろう。
それは、何が中島英樹か、ということだ。
今からどこへ向かうのか、ということだ。
ひらたく言えば「オレらしさ」って何だ、ってことだ。
若い時はできることは何でもやってきたけど
これからはそうもいかないからね、ハッハッハ。
坂本龍一

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