Pappa TARAHUMARA「WD」

作・構成・演出:小池博史 パパ・タラフマラ「WD」
2001年12月7日→ 10日
世田谷パブリックシアター

小林薫氏(俳優)

アートディレクターの葛西薫サンから誘われるまで、私、ハズカシながらパパ・タラフマラの事を知りせんでした。ま、知らない事だらけの人間ではありますが…。でも、この人の眼力は信用しております。オモシロかったです。好感を持ちました。芝居モノから云って踊?というとチョット引いてしまうところがあるものなンですが、みていてそんな垣根みたいなものは無くなりました。どことなく滑稽で、エロティック、ワイザツでありながら、高貴で神聖なものも感じ、時々発せられる声(セリフ?)も新鮮だったし、何よりも演者の体の動きが私には楽しそうにも感じられました。
ま、一介の役者があれこれ批評めいた事を云っても始まりません、先ずは一見されることをおすすめ致します。

是枝裕和氏(映画監督)

『青/ao』を観た時の衝撃は大きかった。それは意味に還元できない、意味を問う下品な欲求を観る者に喚起しない何がだった。静かで深い情感に寄り添うように、そこには研ぎ澄まされた理性があった。それは肉体や汗によって生まれるものとは異質の身体表現だった。僕はそこに小池博史という人間の、肉体としての脳を観たのだろうと思う。そして、それは僕自身が目指している、表現の形だった。

日比野克彦氏(アーティスト)

芸術表現には様々な分野があるが、誰しもその分野に満足はせず絶えず垣根を越えてオリジナリティーのあるものを創造しようとする。平面に納まらずに立体に、立体に納まらずに時間空間に、時間空間に納まらず身体に、視覚だけでなく聴覚に、言語に。しかし、あまりに限りの無いその創造の範囲に表現者は足踏しかし小池さんはそれらを一抱えにして自分の表現みをする。手段として捉えようとする大きな伸びる手を持っている。私はその手で我々をひっくりかえすような悪戯を期待している。

2001年12月7日(金)-10日(月)
会場:世田谷パブリックシアター(全席指定)
チケット発売日: 2001年10月6日(土)

YEAR
2001
GENRE
演劇
SIZE
A4
TASTE
シンプル
COLOR
BLUEYELLOW

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