特別公開 横山大観 生々流転

全長40メートルを久々に一挙展示します。
湿潤な大気から誕生した一滴の水が、寄り集まりやがて大海へと注がれていく水の一生をダイナミックに描いた横山大観(1868-1958)作《生々流転》 (1923年、日本美術院再興第10回展覧会出品)を、巻頭から巻末まで一度に公開します。当館所蔵品を中心とした他の作品とあわせて、大観の芸術をじっくりとお楽しみください。

《生々流転》
川の上流、奥深い山に立ち込める湿った大気は木々を濡らし、そこから一滴の水が生まれ、小さな流れをつくります。幾筋かの小川が合わさり、険しい谷間を、時に岩に激しくぶつかりながら流れていきます。

そして山の陰に見え隠れしながら谷を伝い、樵夫や馬の喉を潤し、漁師や旅人を見ながらやがてと流れる大河へと姿を変え、ついにその雄大な流れは海へと注がれます。果てしなく広がる大海原には暗雲が立ち込め、渦巻く雲と逆巻く波の間を、天へ向かって一匹の龍が昇って行きます。

40mにもおよぶ大変長い画面に描かれたこの物語は壮大なスケールですが、決してこれで終わりではありません。龍として天に昇った水は再び一滴の雫に姿を変えて
新たな一生を送るのです。《生々流転》という題名も示すように、この作品からは大観の自然観や人生観をよくうかがうことができるでしょう。

会期:2007年1月2日(火)~2007年3月4日(日)
会場:東京国立近代美術館

YEAR
2007
GENRE
デザイン・アート
SIZE
A4
TASTE
シンプル
COLOR
GRAY

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