気狂いピエロ

35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェルヴァーグ波高の頂点!
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、
ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、
勝手にしやがれ」で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!
マスターポジ消失のため今回撮影ネガをデジタル化、新たな音ネガも復元したデジタル·リストア版。
寺尾次郎渾身の新訳!
S T 0 R Y
フェルディナン(ベルモンド)は、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッタ-がやって来る。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌ(カリーナ)だったパーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首にハサミを突き立てられた男の死体が驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、わけは後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かう。お金のない2人は、ガソリン代を踏み倒したり、物語を語ってチップをもらったり、車を盗んだり。はては海岸の一軒家で、ロビンソークルーソーよろしく自給自足生活フレディナンは大満足だったが マリアンヌは欲求不満を募らせ街に飛び出すそこで出会た小男 レー )がまたもハサミで殺され、マリアンヌは姿を消す。フェルディナンはギャング2人組に捕まって、彼女の居場所を教えろと拷問されるが、何も知らないと分かリ解放される。マリアンヌを探し歩いたフェレディナンは、ようやく彼女を見つけるが…。

監督:ジャン=リュック・ゴダール

原作:ライオネル・ホワイト

脚本:ジャン=リュック・ゴダール

音楽:アントワーヌ・デュアメル

YEAR
2016
GENRE
映画
SIZE
B5
TASTE
シュール
COLOR
GRAY

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